
Mariの評価 ★★★★★
凄いアーティストだというのを漠然と聞いていて、CDを買って聴いてみたら本当に凄かった。
ラウル・ミドン、見事なギター・プレイと存在感あるソウルフルなヴォーカル。
調べてみると、生まれつき盲目のギタリストなのだとか。盲目のアーティストといえばスティービー・ワンダーを思い浮かべるのですが、声や歌い方など少し似ているように感じました。このアルバムの7曲目「Expressions of Love 」ではスティービーがハーモニカで参加しているので、いっそうそう感じたのかもしれません。
そして彼のギター・パフォーマンスはとても独創的。ギターをパーカッションのようにパカパカ叩いたり弾いたり、そして口でホーンの音を出すボイス・トランペットはとても魅了されます。
そして3曲目「Keep on Hoping 」ではジェイソン・ムラーズがデュエットで参加。ジェイソンの女性的な声とラウルの大人っぽい声が見事にコラボレーション。
ジェイソンも好きなアーティストの一人なのですが、ラウルと比較すると彼の曲はお気楽ソングに聞こえてしまうくらい(笑)。
6曲目「Everybody」の見事なカラフル・ヴォイス、4曲目「Mystery Girl」のスゥイートなナンバー、ボサノヴァタッチの11曲目「Sunshine (I Can Fly)」など、アコースティックアルバムですが聴いていて全く飽きがこない、バラエティー豊かな大傑作です。
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曲リスト
01. State of Mind
02. If You're Gonna Leave
03. Keep on Hoping (duet featuring Jason Mraz)
04. Mystery Girl
05. Waited All My Life
06. Everybody
07. Expressions of Love (featuring Stevie Wonder harmonica solo)
08. Sittin' in the Middle (dedicated to Donny Hathaway)
09. Suddenly
10. Never Get Enough
11. Sunshine (I Can Fly)
12. I Would Do Anything
13. All in Your Mind